生命科学

ヤモリはなぜ壁を登れる?足裏の小さな毛と、くっつく力の仕組み

ヤモリが壁を登る仕組みを、足裏の剛毛・分子間の引力・指の着脱動作から解説。湿度や汚れによる違い、宇宙ロボットへの応用も紹介します。
数理物理

細胞の「利き手」が大きな渦に?小さな左右差がスパイラルを作る仕組み

細胞のわずかな左右差が、なぜ大きな渦になるのでしょうか。理研などの新研究をもとに、キラリティ、向きをそろえる相互作用、細胞供給の役割を解説します。
生命科学

イルカは暗い海でどう魚を見つける?音で探る反響定位の仕組み

夜の海や、砂が舞う濁った水の中では、遠くの魚を目で追うのは難しくなります。それでもイルカは周囲を探り、獲物に近づきます。鍵になるのが、自分で音を出し、戻ってくる反響を聞く能力です。このイルカの反響定位は、エコーロケーションとも呼ばれます。た...
数理物理

反物質を数か月保存、触れると消える陽電子を閉じ込める仕組み

触れると消えてしまう反物質を、どうやって数か月も保管するのでしょうか。答えは、壁に触れさせず、電場と磁場で空間の中に閉じ込めることです。しかも今回は、ただ保存するだけではありません。反物質の粒子を一個だけ取り出し、そのエネルギーが小さな段階...
テクノロジー

服のタッチスクリーンはどう動く?袖に織り込む光る繊維の仕組み

表示とタッチ検出を担う繊維で、袖そのものを画面にする研究が発表されました。仕組み、洗濯試験、実用化までの課題を図解します。
数理物理

約60年ぶり2例目、銀の「単純立方結晶」が見つかったのはなぜ?

銀の原子が、立方体の角だけに並ぶ結晶が見つかりました。これは「単純立方構造」と呼ばれる、教科書では最初に登場するほど分かりやすい並び方です。ところが、元素だけでできた実物は非常に珍しく、結晶ができる圧力や温度まで確かめて読む必要があります。...
宇宙

金星の風はなぜ自転より速い?あかつきが捉えた大気の変化

金星の風は、ゆっくり回る地表を追い越して約4日で惑星を一周します。2026年10月23日発表の研究は、あかつきの観測と大気モデルを結び、時期による循環の違いを再構成。データ同化の仕組み、分かったこと、推定の限界を図表と計算で解説します。
数理物理

アメジストはなぜ紫色?水晶の色と結晶が育つ仕組み

透明な水晶と、深い紫色のアメジスト。見た目はずいぶん違いますが、どちらも基本的には同じ「石英」という鉱物です。では、どうして片方だけが紫に見えるのでしょうか。鍵になるのは、結晶にごく少量含まれる鉄と、地中で受ける自然放射線です。ただし、鉄が...
数理物理

同じ室温なのに、金属はなぜ木より冷たい?熱の流れと氷の不思議

同じ室温なのに金属が木より冷たく感じるのはなぜ?手から逃げる熱、熱伝導率、金属の上で氷が早く溶ける理由を図解と計算例で解説します。
テクノロジー

深海でも分解が加速、生分解性プラスチックに酵素を入れる仕組み

深海でも分解が進む生分解性プラスチックは、どう作れるのでしょうか。買い物袋や包装に使われる素材は、丈夫で長持ちするほど便利です。しかし、海に流出した後もその丈夫さが残ると、回収しにくいごみになります。「使う間は丈夫、流出後は分解」という両立...
生命科学

細菌の接着はなぜほどける?弱酸性に応答する分子の仕組み

強く結び付く細菌の接着分子が、弱酸性で離れやすくなる仕組みを東京大学が発表。pHの読み方、タンパク質の化学、実験で分かったことと未解明の点を図解で解説します。
数理物理

雲が浮かぶ理由は?落ちている水滴と上昇気流の不思議

雲が浮かぶ理由は、水滴が空気より軽いからではありません。雲は小さな水滴や氷の粒の集まりで、一つひとつには重力が働いています。それなのに、白い雲は長い間、空にとどまっているように見えます。鍵になるのは、水滴の落ちる速さ、空気そのものの動き、そ...
生命科学

マルハナバチもボール遊びをする?「ご褒美なし」で転がす昆虫の不思議

マルハナバチが、ご褒美なしで木のボールを転がす?2022年の研究から、昆虫の遊びを見分ける実験の工夫や、楽しい気持ちを断定できない理由を解説します。
生命科学

タコは腕で味が分かる?吸盤に隠された感覚の秘密

タコの吸盤は、触れた表面の化学物質を受け取るセンサー。2020年と2025年の研究をもとに、人間の味覚との違いを図解と比較表で解説します。
テクノロジー

PHPの脆弱性で何が起きる?修正版と利用環境別の対処法

PHPの重大な脆弱性2件と修正版を解説。レンタルサーバー、WordPress、VPS、クラウド、コンテナー、管理委託先がある場合の確認と対処を整理します。
数理物理

冷たい地殻でも海底は広がる?沖縄トラフで分かった断層の働き

海の底は動かない床のように見えても、長い時間をかけて裂け、広がっています。地中から上がる熱いマグマが岩盤を弱める、と聞けば想像しやすいでしょう。ところが沖縄トラフ南部の海底では、地中から逃げる熱が少ないのに、地殻が引き伸ばされている様子が見...
生命科学

白化したサンゴが「隣から藻をもらって」回復すると判明。鍵はクローンのつながり

真っ白になったサンゴが、隣の健康なサンゴから「生きるための相棒」を受け取り、再び回復する。そんな現象が、実験室のサンゴで確かめられました。相棒とは、体内に暮らして光合成をする小さな藻類です。触れ合った部分の組織がつながり、そこを通って藻が移...
テクノロジー

同じ原料なのになぜ4色に光る?兵庫県立大の銅クラスター結晶

アイキャッチは本記事用のAI生成イメージです。実際の試料や測定写真ではありません。銅クラスター結晶は、同じ材料で作ったはずなのに、ある結晶は赤く、別の結晶は青く光る。さらに、目には見えない溶媒の蒸気に触れると、光の強さや色が変わる。そんな物...
宇宙

生まれたての星はなぜジェットを噴き出す?ウェッブが捉えた星の誕生

星は、周りのガスを集めて大きくなります。ところが、生まれたての星を観測すると、材料を吸い込む一方で、細い流れを宇宙へ噴き出していることがあります。この流れが原始星のジェットです。「集めたいのに、なぜ捨てるの?」という不思議な姿は、星の誕生を...
数理物理

地下水の減少を宇宙から測れるのはなぜ?重力で水を調べる衛星の仕組み

地面の下にある水は、空から写真を撮ってもそのまま見えるわけではありません。それなのに、人工衛星から地下水の減少を調べられるのはなぜでしょうか。手掛かりになるのは、水の色でも温度でもなく、水が持つ質量と、それがつくる重力です。2026年10月...
数理物理

温泉の湯けむりはなぜ大きい?お風呂と同じ湯温でも違う理由

家のお風呂と同じくらいの湯温なのに、温泉ではなぜ白い湯けむりが立つのでしょうか。水滴が生まれる仕組み、外気・湿度・水面の広さ、温泉街の高温の源泉との違いを図と比較表で解説します。
生命科学

犬や猫は濡れるとなぜ細くなる?うさぎも可愛い「もふもふ」の科学

アイキャッチはAI生成のイメージです。本文の犬・猫・うさぎの写真は実写です。ふわふわの犬がシャンプーで濡れた途端、「あれ、そんなに細かったの?」。長毛の猫のしっぽも、乾いているときの立派な姿から、すっと細い輪郭に変わります。うさぎを見ていて...
宇宙

わし星雲の画像が音に?NASAの音声化と「星の声」の違い

わし星雲を耳でたどるNASAの音声化とは?2026年10月18日付APODの紹介をもとに、位置と音高の対応、観測日との違い、独自の計算例と図解で仕組みを解説します。
数理物理

南極のスウェイツ氷河はなぜ下から融ける?海面上昇3cmの意味

南極のスウェイツ氷河に海水が入り込む仕組みを解説。接地帯を扱う新研究、2100年までに最大約3cmという条件付き予測を、独自の模式図と水量の計算例で読み解きます。
テクノロジー

量子計算の誤りを40分の1に?Googleの「魔法状態の培養」とは

Googleが量子プロセッサーWillowで実証した魔法状態の培養を解説。誤り約40分の1、忠実度99.99%、採用率8%を計算例で読み解き、実用化までの課題を整理します。
数理物理

三角関数とは?定義・公式・波と振動を計算例で理解する

三角関数は、角度から辺の長さの比や円上の位置を求める関数です。測れない高さを計算したり、音やばねのように繰り返す変化を表したりするときに役立ちます。なぜ三角形の話が波の式につながるのでしょうか。この記事では直角三角形から単位円、公式、微積分...
宇宙

火星の月へ向かうMMXとは?10gの砂を地球へ持ち帰る理由

火星には、地球の月とは姿の違う、小さくいびつな二つの月があります。その一つ「フォボス」へ向かい、砂や岩石を地球に持ち帰ろうとしているのが、日本主導の火星衛星探査計画MMXです。遠くから写真を撮るだけでは分からない、衛星の生まれ方を実物から調...